中には出鱈目に攻撃している奴だっている。
 いつ、その流れ弾が、こっちに飛んでくるのか解らないから常に緊張してヒヤヒヤしている。
 それにこの【バトル】に設定された【ステージ】は、小さな【廃村】だけだ。
 その外には行けなくなっている。
 【バトルエリア】が広かったら、それだけ戦闘が長引くから、狭くしているんだと言う説明を受けている。
 つまり、比較的狭い範囲で戦っているんだ。
 そんなんだから認識されない状態でじっと待っているだけってのも結構辛いものがある。
 じっとしているから【臨戦態勢】を整えているって訳じゃない。
 攻撃が来た時、どうしても1動作遅れてしまうのは仕方がない。
 仕方がないけど、やっぱこえーよ。
 おっかねーよ、これ。
 目の前で殺し合いが行われてるんだぜ。
 怖くないって方がどうかしてるぜ。
 ――って事で、俺は、残った8人の殺し合いを生きた心地がしないまま、ただじっと見ていた。