話はそれたが、【グー】についてはそう言う【力】だ。
 最後に【パー】だ。
 この【第三異能力】に【設定】したのは、息を止めている間、【生き物以外に化ける力】だ。
 化けられるのは【水】とか【空気】や【鉱物】何かがメインになる。
 これも攻撃的と言っても直接殺傷能力の無い力だが、俺は基本的に、与えられた【異能力】ってのを信用していない。
 理由は【現実世界】では【使えない能力】だからだ。
 だから、例えば、相手が毒で苦しんでいると言われたって、実際にどうなのか解らないと思ってる。
 苦しんでいる様に見えても相手が演技しているだけかも知れない――俺はそう、思うんだ。
 だから、実際の【人間】を反映された【アバター】を使っているのであれば、それ自体が殺そうと思ったら、その【アバターに備わった元々俺が持っていた力】だけで殺せると判断したんだ。
 だから、俺は、使える様に【設定】した【能力】は、全て【防御】や、行動の【サポート】をするのに特化した【異能力】を選択した。
 この【パー】の【息を止めている間、生き物以外に化ける力】は、隠れながら、【敵】に近づくための【力】だ。
 【生き物】は駄目だ。
 動いているものは怪しまれる。
 動かないその辺のものに化ければバレないはず。
 これで、【敵】にこっそり近づけば良い。