【片島 浩介】は、
「う……な、何を言って……るんだよ、お前……」
と明らかにどもっていた。
「認めちまえよ――お前の【異能力】――それは、お前が俺に対して知らなかった事を知れば【発動】するんだろ?
その【異能】を具現化させたもの――お前が身につけている【帽子】だろ。
お前、会場に居たとき、【帽子】、被ってなかったもんな。
その【帽子】を出している状態で、お前が俺について1つ知る度に、1つ効果が発動する――違うか?」
「う……ち、ちが……いや……1つ【能力】を知ったからと言っていい気になるなよ。
俺は参加費として【400万】支払ってんだ。
つまり、俺は他に3つ……」
「いや、お前、詰んでるよ。
俺に、その【異能力】を読まれた時点でな」
「な、何を言って……う、し、し、しびれ……が……」
「どうやら、1つ知られると【麻痺】の効果があるみたいだな?
2つ知られるとどうなんだ?」
「こ、呼吸が……」
と今度は呼吸困難になった。