俺は、
「好きに呼んだら良いさ。
 俺は慎重なんでな――【敵】と認定されている者に迂闊に名乗ったりはしない。
 それが【異能】の【発動】条件かも知れないからな。
 迂闊に名乗るなんて、お前――ひょっとして【馬鹿】何じゃないか?」
 と言ってやった。
「何だと、この野郎。
 昔から決闘するときはお互い名乗りを挙げるもんだ。
 そんな礼儀も知らないのか?無礼な奴め。
 まぁ良い――お前の名前は今から、【覗き魔】だ。
 悔しかったら名乗ってみろ」
「だから名乗らないって。
 やっぱりお前?――そうか、そうか。
 解った解った――じゃあ、お前との決闘だけ受けてやるよ。
 1対1のタイマンで良いな?」
「あぁ、良いぜ――勝負成立だな」
 って事になって、俺は【小鳥】を出した。