それを上手く利用して勝負に出るしかない。
謎の声に提示された【世界征服】出来ると言う誘い文句に乗った時点で【挑戦者】達も後戻り出来ない。
順番待ちで【資仁/颯人】に挑むしか無いのである。
今の【資仁/颯人】に勝つには度胸と機転が必要となる。
それが解っているから、【資仁/颯人】は、有頂天になっていた。
どうせ、誰も自分に勝てっこないと高をくくっていた。
自惚れていた。
その自惚れが自分の身を滅ぼすことになるとも知らずに――
【資仁/颯人】は、調子に乗って【弟子】を取っていた。
丁度、4番目と9番目の【挑戦者】に挑まれている時に出逢った、【小鳥遊 早苗( たかなし さなえ)】と言う少女の【師匠】を気取っていた。