通行人に注意を払う。
 こいつが【敵】か?
 それともこっちの奴が【敵】か?
 意外とそいつが【敵】か?
 【資仁/颯人】は疑心暗鬼に包まれる。
 どいつもこいつも怪しく見える。
 気が休まらない。
 気が動転しそうだ。
 だが、【敵】以外に危害を加える訳には行かない。
 誰彼かまわず攻撃をしていったら、【無差別通り魔】として噂が広まってしまう。
 そうなってしまえば、【敵】は【挑戦者】だけではすまなくなる。
 【世間】自体が自分の【敵】に回ってしまう。
 それだけは駄目だ。
 そんな事になったら逃げ場が無くなる。