――ザー……
 雨が降りしきる路地裏のゴミ箱の中――
 ――それは【肉塊】となって、顔だった部分が天を見つめていた。
 やがて、それは、たまたま通りかかった【ホームレス】によって発見され、【バラバラ殺人事件】として、【世】に広まった。
 猟奇的な事件――
 それはそこに住む人々に恐怖を与えたが、やがて時間の経過と共に消えていった。
 科捜研――科学捜査研究所は気づけなかった。
 その【肉塊】にあった不信な点を。
 元々の【肉体】についていたものがその【肉塊】にはついていなかった。