が、【響子】は顔面蒼白になる。
【番組】には友達2人を連れて来て下さいとあったからだ。
どうしよう?
私には一緒に番組に出てくれる様な【友達】と呼べる子は居ない。
盲点だった。
まさか3人での参加だったとは。
1人で参加出来ると思いこんでいた。
まさかのまさかで追い詰められて居たところ、ひょんな事から、【飛鳥】と【姫乃】も同じ番組に同じ目的で応募していた事を知った。
【響子】は【飛鳥】と【姫乃】に自分と同じ空気を感じていたため、思い切って、
「あ、あの……
私、この番組の企画に受かったんです。
よよよ、良かったら一緒に参加しませんか?」
と声をかけた。
駄目だと思ったら、以外にも、
「ぐ、偶然だね。
私も応募したんだ、それ」
「私もなんだ。
一緒に出ても良いの?」
と言う返事が返ってきた。
こうして、擬似的に友達関係となり、3人は【番組】に参加した。
参加してからの事は前述した通り。
【番組】を通して奇妙な友情が生まれ、3人は本当の【友達】になるための第一歩を踏みしめたのだった。