鳥が苦手なのかな?
 そう考えることにした。
 その時、パンドラの背中が崩れかけていたのだが、鳩を遠ざけたらすぐにもどったので、浩紀は気付かなかった。
 パンドラはポロポロと不自然な行動を見せている。
 でも、やはり浩紀は気付かない事にしている。
 パンドラに対する危険意識が欠落していた。
 その日の内に鳩は亜紀に返した。
 亜紀は残念がっていたが、仕方がないと言ってくれた。
 だが、またしても旅行先で亜紀は彼氏と共に車で転落死した。
 まただ。
 また、浩紀の知り合いが亡くなった。
 そして、その度にパンドラは美しく、そして魔性の魅力を感じさせるようになっていった。