「今日、近所で爺さんが亡くなったみたいだな。
 葬儀屋みたいなのが来てたわ」
 新聞配達のバイトで浩紀が新聞を配るとポストの前で、新聞を待っていた老人が変死していたことをパンドラに伝えた。
 気分はもう夫婦だ。
「……そうなんだ。
 ……それより、これ……」
「え?
 どうしたの?これ…」
 浩紀は軽く驚いた。
 軽く100万くらいは入っている封筒があったからだ。
「……田舎の両親が仕送りしてくれたの……。
 お金、必要なんでしょ?
 使って……」
「え……もらえないよ、こんなに……」
「もらって欲しいの……
 私とあなたの仲じゃない……」
「パンドラ……」
 暖めあう二人。
 パンドラも自分を愛しているんだと思った。
 愛している、パンドラ……
 いつまでも一緒にいよう……
 浩紀はそう思った。