7 その名はパンドラ…

「朝だよ、お・き・て!
 朝だよ~
 起きなさぁ~い!」
 有名女優の声の目覚まし時計で浩紀は起きる。
 朝はまだ、早い。
 夜も明けきっていない。
 だが、苦学生である浩紀は新聞配達のバイトに行かなければならなかった。
 フッと昨日、石棺を捨てた物置が気になり物置を見に行った。
「うっ…」
 浩紀は思わずうなってしまった。
 石棺が人がすっぽり入れるくらいまでに肥大化し大きくなっていた。
 辺りにはどす黒い血の様なものがびっしりとついていて物置は半壊していた。
 どう見ても石棺が這い出し、物置を内側から破壊したようにしか見えなかった。
 見るからに薄気味悪い石棺……。
 中をそっと覗いてみる。
「!ちょっ……!」
 中には女性が入っていた。