「だって、しょうがねぇじゃん……
 俺、恵里香の事、好きだったんだから……
 それが浩紀の事が実は好きだったって聞かされてよぉ~……」
「おいおい、だからって、邪魔しないでよ!」
「だれよ、こいつ誘ったのは?
 人選ミスじゃないの」
「悪かったな。
 他に面子がいなかったんだよ」
 早くも、内輪もめをし始めていた。
 五人は浩紀のアパートの下まで来た。
「ちょっと、これでも食べて、少し酔いをさまして来なさいよ」
 可憐が亮太にフライドチキンを渡した。
「こんなの食ったら吐いちゃうよ、俺……」
「少し吐いて酔いをさませって言ってんのよ」
「ちぇっ、わかったよ。
 そう邪険にすんなよ」
 亮太は他の四人を待たせて一人物置のある所まで来ていた。
 とりあえず、立ち小便をするためだ。