みんな、地方からやってきて大学のサークルに入って仲良くなった友達だった。
羽住を亡くしてショックを受けている浩紀のために集まってくれるという友達思いの良い仲間達だ。
「じゃあ、一時間くらいで、あたしと大介、可憐と亮太が抜けるから、後は恵里香、上手くやってね~」
郁美は恵里香を浩紀をくっつけようと躍起になっていた。
「わかった。
ありがとね、郁美」
恵里香はずっと浩紀の事が好きだった。
だけど、浩紀には羽住がいたので、ちょっと尻込みしていた。
郁美達は奪っちゃえばいいのにとか言っていたが、恵里香は浩紀の性格はあんまり押しが強いとかえってどん引きされるとわかっていたから、なかなか、きっかけがつかめないでいた。
だけど、最大のライバル、羽住はもういない……
これは、チャンスと大介達を巻き込んでずっと練っていた恋の大計画を実行に移すことにしたのだ。