「石棺……
 のミニチュア……か?」
 そう思った。
 縁起でもないと思ったが、ふと、祥吾の顔を見るとまるでもうすぐ死ぬかのように目の下に隈が出来て見るからに具合が悪そうだった。
 まるで精気がない……
 今にも死にそうな感じ……そんな印象だった。
 その事からもふざけて渡しているようには見えなかった。
「頼む……
 もらってくれないか?……」
 繰り返し祥吾は言った。