3 祥吾の最期

「何だよ……
 こっちはお前なんかと話す気なんかない。
 今更何か用かよ……」
 祥吾の呼び出しに応じた浩紀は仏頂面で無愛想に用件を尋ねた。
「……彼女の……
 羽住が最期に持っていた形見なんだ……
 もらってくれないか……」
 渡されたものは手のひらにおさまるような小さな物体だった。