奴は、自分が【3偉人】と呼んでいた、3人の【何者】かの【偉業】をかすめ取っていただけだった。
奴の【偉業】は、全て、【3偉人】の誰かの【唾付き】――つまり、【3偉人】の誰かが倒したり、謎を解いた後の状態のものだった。
奴が実力で達成したものなどただの1つもない。
奴自身は多少、【異能】を使える様だけど、自分の力で何かを成し遂げた事は1回もない。
言ってみれば、火事場泥棒みたいな奴だった。
だが、やっぱり悪いことを続ける事なんて出来ないもんだな。
奴も、年貢の納め時――罰を受ける時が来た。
それは、【3偉人】の【唾】がついていない【敵】に手を出してしまったんだ。
当然、奴の実力じゃ、その【敵】は倒せない。
奴は、異能を使って奴に憧れて着いてきていた野次馬達を殺した。
それは自分が【偽物】である事に気づかれたからだ。
証拠隠滅を図るために殺したんだ。