すると、それが合図だったのか、抜界のある部分に亀裂が入る。
 そして、ガラスが割れるかのように破片が飛び、中から何かが出てくる。
 どうやら、他の抜界から何かの存在を呼び出したようだ。
 それから、私達には理解出来ないような会話をその存在とする。
 これが通訳にあたる行為なのだろう。
 やがて、納得したような感じの態度を示した呼び出された存在は曖昧だった姿が晴れてその姿を現した。

続く。