私達はそれぞれ別々の思惑を持ち、今後の相談をしていた。
 その時――
 ドックン……
 その場に居た全員が身構える。
 な、何、これ?
(怖い……怖い……クアンスティータ……怖い……)
 また、あの声だ。
 【ファイシャ】だ。
 あのドックンって音は何だったの?
 クアンスティータの胎動?
 それとも【ファイシャ】の心臓の音?
  解らない。
 解らないけど、自分達の想像を超える何かが蠢いている。
 そんな不安をみんな感じていた様だ。