ヘスティアと二人だけになった状態で、ニアリリスの居城を奥へ奥へと進んでいくとそこに待ちかまえていたのは一体の美しい等身大の人形――いや、恐らくこいつがニアリリスだ。
 私は身構える。
「………」
 ヘスティアは沈黙する。
 辺りは一気に緊張に包まれる。
 ニアリリスはゆっくりと目をあける。
「こんにちは」
 挨拶してきた。