引き取り手との相性の問題もある。
 何でもかんでも、手を上げて来た里親候補達に子供達を預けるという訳にはいかない。
 穿った(うがった)見方をすれば、里親候補のふりをして、子供達を虐待しようと思ってやって来る存在だって居ないとは限らないのだ。
 なのでそれでも完璧とは行かないが、それでも少しでも子供達の幸せになればと里親候補の適正試験が行われているようなのだ。
 タティーの様に顔パス、無条件で里親になれるという事の方が珍しいのだ。
 他の場合は厳正な審査を経て、ようやく、里親として適任者だと認められた者が晴れて、
【謎キャラ狩り事件】の被害者の孤児達を引き取る事が出来るのだ。
 犬猫のように、あげます、はい、受け取りますと言う訳にはいかないのだ。
 タティーは自分の考えの甘さを更に再認識して、その審査の手伝いをするのだった。
 少しでも子供達の手助けになれるのであれば――そんなボランティア精神がなせる技だった。
 タティーは今まで、自分の事で手一杯だった。