タティーは、
「そうだよね。
うん、そうだ」
と言って、早速、この気に入った影絵アートを買った。
【首杖】はタティーに対して【忖度(そんたく)】してそう言っただけであり、【首杖】自体の元々の考えでは無い。
だが、彼女にとってはお土産を買うための正統なこじつけ――理由が欲しかった。
【首杖】は彼女の思いに答え、それを用意しただけなのだ。
自分へのお土産を買ったタティーはウキウキした。
欲しいものが手に入った子供の様に。
彼女はずっと悩んできた。
自分はこの仕事に向いてないと。
そして、自分の考えの甘さを認識してショックも受けた。