【カルメン】同様に存在が消滅してしまう所だったが、それを良しとしないタティーは自分の背中の万能細胞、【背花変(はいかへん)】の力を使って【エニグマ】の存在を補うことにした。
 危なかったが、無事、【ヴェール789号】事件も解決し、【エニグマ】との距離もいっそう近づいたのだった。
 これはもう、寿退社に向けて一直線かと思われた。
 だが、また、問題が発生した。
 【リセンシア】が話した惑星ファーブラ・フィクタでの怖いとされる3つの話――その内、【ヴェール】に続く2つ目の話に関する事だった。
 二つ目の怖い話は【ロスク】――【ロス・Q(クアンスティータ)】と呼ばれる、偽クアンスティータになれなかった存在の話だった。

続く。