【前菜】という事は【メインディッシュ】が他にあるという事だ。
 追っ手が追っていた本命が居るという事だ。
 タティーは鬼神どころではない異常な強さを示した彼女に対して恐れを抱き、逃げ出していた追っ手を更に追った。
 そして、追い詰めて、
「言いなさい。
 誰を狙っているの。
 さぁ、早く!」
 と言って問い詰めた。
 それはもはや、いじめられっ子だった彼女とは思えない。
 圧倒的強者の持つ威圧感を持ち合わせた偽クアンスティータとしてふさわしい威厳だった。
 タティーのあまりの迫力に気圧された追っ手達は白状する。

続く。