タティーは、
「う……うぅ……」
 と少し嗚咽を漏らした。
 そして、そのまま、お湯をすくい上げ顔をゴシゴシこすった。
 涙を隠すために。
 彼女はこれから、自分の仕事とまっすぐ向き合う事にした。
 弱虫だった彼女は卒業。
 目的を果たしたらこれまでの予定通り寿退社もする。
 だけど、それをするのは惑星ファーブラ・フィクタの三大問題である三つの怖い話をなんとかした後だ。
 一応、体験はしたが、【ヴェール】も【ロスク】も1体ずつどうにかしただけだ。
 まだ、他の【ヴェール】や【ロスク】もこの星には残って居る。
 少なくともこの惑星ファーブラ・フィクタで安全が確認出来るまでは引退しない。
 念願の寿退社はその後だ。
 まずは、三つの問題の解決だ。
 そう決意したのだった。

続く。