彼女を覗いていたいつもの5人も彼女の異変に気づいたのか、覗くのを辞めた。
 自分達の行動が今の彼女の確実な邪魔になると判断したからだ。
 【ヴェルト】は、
「珍しいな、お前達が覗きを……」
 【辞めるなんて……】と言いかけて、やめた。
 彼女も姉さんと慕うタティーが悩んでいる事を察したからだった。
 いつもの覗きイベントが発生しない――それだけで、こうも場の雰囲気がこわばるものなのか?
 懲りない奴らだが、彼らがお仕置きされるという事はそれだけ平和であったという象徴でもあったようだ。