「はぁ……」
 ため息が漏れる。
 また、自分でなんとかするしかないのかと嫌気がさしてくる。
 いつか幸せな結婚をして寿退社――そんな夢も遠い過去のようだ。
 そんな事を思っていると、【789番ヴェール】が襲いかかって来た。
 一瞬の判断ミスから、タティーは交わしきれない――
 ザスッ――
 非情な一撃がタティーに差し込まれたと思った時、それをかばった存在が居た。
 【エニグマ】である。

続く。