そして、その現場に、タティー達がたどり着く。
 タティーは、思わず、
「あ……」
 という声を漏らした。
 すると【789番ヴェール】が、振り向く。
 タティー達は一瞬にして、それが【ヴェール】の一つだと見抜く。
 それほどまでに禍々しい気配を【789番ヴェール】はまとっていた。
 【ヴェール】の起動を阻止するために【ヴェール】の起動キーを追っていたが、【ヴェール】が動き出してしまったのなら、話が変わってくる。
 タティーの方でもなんとかしなくてはならないと思ったのだ。
 【ヴェール】は偽クアンスティータに近い意思で行動するが、正確にはクアンスティータ側の意思ではない。

続く。