今まで【ヴィホヂット】は自分の思うようにやってきた。
それが今までは、まかり通って来たし、それを変えるつもりも無かった。
だが、すぐそこに、【ヴィホヂット】の意思ではどうにもならない恐怖が居る。
【ヴィホヂット】に狙いを定めてゆっくりと追いかけて来ている。
すぐに追いつかないのは【ヴィホヂット】が【789番ヴェール】に対して抱く恐怖も含めての粛正なのだろう。
【ヴィホヂット】は叫ぶ。
「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
と恥も外聞も無く、逃げ回る。