【クインスティータ】は、
「う……それを言われますと……」
 とたじろいだ。
 それを聞いたフルテララには少しほほえみが……。
 どうやら、この展開になることがわかっていたようだ。
 解決(犯人を突き出す事)をじらし、【クインスティータ】をいらつかせ、それに焦ったタティーが提案するという図式が見えていたようだ。
 フルテララ――偽クアンスティータを利用するとは大した器だ。
 伊達に土の最大神殿を取り仕切っている女性では無いなと感心する【エニグマ】だった。
 ――そう、フルテララの腹芸を見抜いていたのは【エニグマ】一人だった。
 それに気づかないタティー達は未熟者と言えるだろう。
 【エニグマ】だけが見抜いたという事にフルテララも気づいているのか彼に対してほほえんだ。