タティーは、
「そ、それはいくらなんでも失礼では……?」
と言ったが、【クインスティータ】は、
「やましいことがないのなら平気なはずですわ。私はあなたに探られてもやましいことなんてこれっぽっちもありませんわ」
と言った。
それは、クアンスティータ一筋のあなたはそうでしょうけど、普通の存在はやましいことの一つや二つあるもので、千角尾はそれも探り出してしまうから……と言いたいのだが、【クインスティータ】は、
「神姫巫女とはやましいところが無い者がなる役職ですわ。千角尾での調査は当然、受けられるはずですわ」
と言った。
それは、人間の世界の常識では考えられない事だった。
人間はどこかしらやましいところはどこかもっている生き物だからだ。
つくづくタティーは自分は場違いな所にいるんだな~と思うのだった。
そうこうやりとりをしている間にただならぬ気配が。
タティーが振り向くと、その視線の先に――