そう、思うのは彼女が抱えている心の闇でもあった。
だが、そんな心の弱さにつけ込むにあたっては【ヴィホヂット】は天才的な才能を発揮するのだった。
【ヴィホヂット】は、
「あなたが手に入るわ、【カルメン】――私はあなたが欲しい。――正直、私のチームには毒が足り無くてね。今の手下二人は気が弱くて、あなたがしている様な仕事を頼んでも失敗ばかりなのよ。だから、あなたのような仕事が出来る女性が欲しい――というのじゃ駄目かしら?」
と言った。
【カルメン】は、
「そ、それを信用しろというのか?」
と恐る恐る尋ねる。