「何が狙いだ」(【カルメン】)
「そんなやり方、美しくないわ――とご忠告をしに……ね。美しい女の子は身も心も支配してこそ、真の使い道があるのよ。持っているだけじゃもったいないわよ」(【ヴィホヂット】)
「何が言いたいんだ?」(【カルメン】)
「私で良かったら手ほどきしてあげる――そう、言いたいのよ」(【ヴィホヂット】)
「それで、あんたに何の得があるっていうんだ?」(【カルメン】)
 との疑問も最もだった。
 【カルメン】は自らの得も無く近づく者など信用しない。
 必ず裏があると思っている。
 誰も無償で親切にする訳がない。