01 タティー・クアスンの足跡


 タティー・クアスンは元普通の女の子――ただの人間だった。
 いじめられたりもしたが、それはそれで自分なりにうまくやっているつもりでいた。
 だが、そんな彼女に突然、転機が訪れる。
 と言っても生まれて間もなく彼女の両親に名前をつけられたその日に運命は決まっていたようなものだったが。
 彼女は最強の化獣(ばけもの)であるクアンスティータのアナグラムとしての名前を授かってしまっていたのだから。