そして、残るは【風来坊のえーちゃん】と【カルメン】を残すのみとなった。
 しばし考え、タティーは、
「よ、よろしくお願いします」
 と【風来坊のえーちゃん】を選んだ。
 【カルメン】は、
「な、何故だ?」
 とショックを受けた。
 自分が負けるとは思っていなかったのだ。
 タティーにとって、【カルメン】は彼女の苦手ないじめっ子の匂いがしたのだ。
 その自信過剰な態度から、付き合えば、いじめられる……そう感じたのだ。
 決して、【カルメン】が女性だったからではない。
 彼女は男装していたので、女性だとは夢にも思っていなかったのだ。

続く。