【ミスターサカキ】は、
「え?な、なんで……?」
 と言ったが、ずるずると引っ張られていった。
 彼は後で知る事になる。
 自分が見下していた男こそが【エニグマ】本人であるという事を。
 その頃には【エニグマ】領を追放になったのだが。
 命が助かったのは同じ女の子にアプローチした仲間としてのせめてもの配慮だった。
 本来であれば、【エニグマ】侮辱罪で首をはねられてもおかしくない事だったのだ。