だが、それでも夢見る乙女としては、いつも期待したい自分がいた。
 今度こそは。
 今度こそは。
 今度こそはと毎回期待し、夢破れてもまた、期待するタティーだったのだ。
 幸せになりたい。
 ただ、それだけを夢見て今日もラブレターに胸躍らせるのだった。
 いくつもあったラブレターの中から婚約指輪のあったそのラブレターに絞り会うことしたのだが、人間の世界で考えてもラブレターにいきなり婚約指輪をつけて送ってくる男というのはどうなのだろうか?