それはすぐに怒りに変わり、【化けの皮】を剥がしてやると思うようになったのだ。
偽者とは言えクアンスティータなのだから、普通の存在ならば恐れて当たり前の存在であるタティーなのだが、【ヴィホヂット】にとっては、タティーがいじめられっ子だったという過去がプライドを傷つけたということになったのだ。
それはつまらないプライド、意地ではあるのだが、【ヴィホヂット】にとっては自分の小さなアイデンティティーが犯される危機でもあった。
だから、【ヴィホヂット】はタティーを困らせるために行動していた。
奪った【ヴェール】の起動キーも実は、どのように使えば良いのかほとんど理解していなかった。