そんな訳でガチガチに緊張していると声をかける存在が一人。
 ライバルの【リーチェニー】だった。
 【リーチェニー】は、
「おはようございます。タティー・クアスンさんですよね。私、【リーチェニー・パルフェーム】と言います。一応、プロのコスプレイヤーをしています。もしかして緊張なさっているんですか?大丈夫です。私、良いおまじない知っているんです」
 と言ってきた。
 良い子だ。
 この子は良い子だ。
 【ヴィホヂット】と違って良い子だと思うタティーだった。