彼女はひたすら気配を消す事に集中した。
 彼女が予選大会用に選択した登録キャラクターは【イレイザーガール】という女の子キャラだ。
 このキャラクターは姿を消す事に特化したキャラクターであり、存在感が無いというのがキャラクターの持ち味だ。
 タティーは舞台の隅っこで出来るだけ目立たないように小さくなっておとなしくしていた。
 それが、キャラクター性とマッチした行為であり、それが勝利を引き寄せた。
 タティーを除き、最後の一人となったレイヤーが自分が勝ち抜いたと思って自ら舞台を降りたのだ。

続く。