【クインスティータ】は、
「大丈夫、私が保証してあげます。あなたなら出来ます。タティーさん、私のために勝ってきなさい」
 と勝手なことを言う。
 恨み言を言いたいがその勇気がない。
 そもそも言えるくらいなら、初めからこの予選大会は辞退していた。
 言えないからこそ、このよくわからない大会に参加している。
 気が弱いからこそ、戦うしかなくなっているのだ。
 予選大会32組――およそ18万7千名によるバトルロイヤル――
 普通の女の子が戦う数じゃない。