【クインスティータ】は、
「全く、この懲りないバカ四人衆も四人なら、あなたもあなたですのよ、タティーさん。女なんですから、少しは警戒なさい」
とたしなめる。
タティーは、
「はい……わかって居ます。でも忘れてしまうんです。つい、お風呂の気持ちよさには勝てなくて……」
と言った。
【クインスティータ】は、
「入浴への欲求に勝てないなんて、偽クアンスティータとして失格ですわよ」
と言った。
偽クアンスティータの条件にお風呂への誘惑に負けるなという項目はもちろん無い。
これは、【クインスティータ】のこれはこう、あれはあぁであるべきだという決めつけ、悪い癖の一つだった。
続く。