もちろん、これはありがた迷惑な話である。
 【ヴィホヂット】は別に女性が好きではない。
 あくまでも男性が好きなのだが、これと言って好みの男性とは巡り会っていないので、憂さを晴らすために、男を手玉にとっていたのだ。
 最近になって、【ヴェルト】と【プライス】が別れたという報告を受けてざまぁみろと褒められたものではない感情を持ったのだが、すぐに怒りに身を震わせる。
 【プライス】の興味は【ヴェルト】からタティー・クアスンという訳のわからない女に移ったという報告を受けたのだ。

続く。