【ヴェルト】は、
「この泥棒猫……」
 と言った。
 違います。
 違います。
 私はこんな男の人になんて、全く興味ありません。
 そう言いたいのだが、果たしてそれを聞き入れてくれるのかどうか……。
 【ヴェルト】は、
「勝負よ。あんたが勝ったら、あんたのお尻が最高だって認めてあげる。だけど、あんたが負けたらあんたは私の一生のしもべよ。良いわね?」
 と言った。
 良く無いです。
 私は別に最高のお尻の称号は欲しくないです。
 とは言える雰囲気ではなかった。