存在達――というからには1名ではない。
 2名居た。
 ルーカ・ウォモイとサディース・ティック――この2名が問題とされる2名だ。
 では、このルーカとサディースの2名が何故、他の存在から狙われるのだろう?
 それは、彼女達の持っている力にあった。
 ルーカが使う唯一文(ゆいいつもん)、
 そして、サディースが使うという無二文(むにもん)――これが狙いだった。
 唯一無二という言葉があるように、この唯一文と無二文はそれぞれ、彼女達だけが使える呪文の一種だった。
 他に使える存在と言えば、せいぜいクアンスティータ関係くらいなものだろう。