だが、彼は強者たる資質が無かった。
自分の力では、力ずくで、右側陸層を手に入れる事は出来ない。
そこで、彼が取った方法は、自分の偽者造りの技術を利用し、自分に従う他者の偽者を量産し、軍団を作る事にしたのだ。
彼は、今まで見てきた強者達の生体データなどは頭に入っていたので、その要素に似せた別の素材を使って偽者達を作り始めたのだ。
楽園界の右側陸層内の物質を使って。
この事により、偽真似法師は楽園界の資源の無断利用と他者への排斥(はいせき)という二重の意味で、右側陸層にとっての危険分子となったのだ。