キャトラに言われるようなら――とは思うが、冷静さを保つピリオド。
自分の痛みであれば耐えられるが同族の苦しみに対しては何故これほど取り乱すのか?
それは、彼は自分の一族を愛しているからだった。
愛しているからこそ、焦り、いらつき冷静さを欠いてしまっている。
だが、この愛するという気持ちは【古都百合】から引き継いだものでもあった。
誇りでもあるのだ。
【古都百合】は生前、とても家族を大切に思っていた。
遠い子孫であるピリオドもまた、一族を愛しているのだ。
それはフラワ族であっても同じ気持ちだ。
そんなフラワ族は愛する者同士が殺し合うという呪いをかけられている。
それがどんなに辛い事かピリオドは痛いほどわかっているつもりになっていた。