アレンジは、
「毒が回ってきたようだな。俺の粒子には猛毒が……」
と言いかけたところでキャリアが、
「毒なんかとっくに私の光体で無力化しているわよ。私が言ったのはあんた達が単なる小者だってわかって安心したってことよ」
と言った。
ボードが、
「おいおい、負け惜しみか」
と言うもキャリアは、
「あんた達の行動そのものが小者だって言ってんのよ。今まで相手をしてきた敵は少なくとも自分の力に誇りを持っていた。あんた達のようにつまらないだまし討ちをするような単なるカスじゃなかったわ。行動からもよくわかる。力に自信を持っている者はそんな行動はしない。弱いからこそそういう手を使うんだってわかった。クアンスティータの勢力を相手にしていたら、恐らく、そんなやつはいないだろうからね。こういう姑息な手を使う奴がふんぞり返っているってことはそれだけクアンスティータの手が届いていない場所でもあるって事がわかった。それだけでも安心できるわ。改めてありがとう」
と言った。