その辺に居る、御山の大将程度のレベルでしかない。
 それでも、自分が第二階層の強者時代に取得したものについては何が何でも所有するという強欲ぶりを示していた。
 善峰は冥界では珍しい術を使っていたので、方術コレクターでもあったゼットオメガは自分の所有物として、なんとか、善峰の力を奪ってやろうと思って捕まえていたのだ。
 じっくり研究するつもりだったのだが、そうこうしている内に、戦力が削られていってしまい、研究は進んでいなかった。
 だが、とらえた善峰達の方術を解析すれば、自分達がのし上がる事は出来るはずだという希望を持っており、善峰を手放すつもりはなかった。
 善峰は老神であり、力はある程度あるのだが、肉体的には虚弱であるため、脱獄する事も出来ずに今に至っていた。