超光速で動くため、目的の座標をインプットすれば、後は眠っていても一晩もあればつくだろう。
 だが、この宇宙船の所有者は一応、ピリオドだ。
 彼が進みたいのは第三階層以降ではない。
 彼のルーツ、【古都蘭丸(ことらんまる)】とは別のもう一つのルーツ、【古都薔薇(ことばら)】の子孫を探すという目的があるのだ。
 それは恐らく、奥の階層にはない。
 彼が持ってきた封凶岩(ふうきょうがん)をキャリアのオレンジの光体で少し調べたらどうやら、幽界の外に縁が伸びていると出たのだ。