「(違います。
 下手どころか神の領域ですって。
 お姉さん、どういう刷り込みしているんですか)
 10なら私に教えることも出来るんじゃない?」
「まぁ、教科書通りになら少しは出来るかも知れないけど……
 教え方なんてわかんないよ。
 絵なんて自分の感じた通り作っているだけだし」
「それで良いよ。
 君の絵を見せてよ」
「え?
 僕の絵を?
 やだなぁ……恥ずかしいよ」
「は、恥ずかしいって……
 (も、もう一押し……)
 そ、そうだ。
 君、【白瀬 あんず】の大ファンとか言ってなかったっけ?
 私、サイン入りポスター持ってるんだけど、良かったら、君に……」